鳥取県境港市は19日、中村勝治市長が21日に北朝鮮を訪問する予定だと明らかにした。経済視察が目的で、日本政府が7月に渡航自粛要請を解除してから、自治体の首長が北朝鮮を訪問するのは初めてとみられる。
境港市によると、行き先は北朝鮮北東部の経済特区、羅先の羅津港。中国の国境付近の都市、吉林省琿春市から視察の打診があり、同市の担当者とともに訪れるという。日帰りで、滞在時間は2~3時間の予定。
境港市の担当者は「羅津港は琿春市も貿易に利用しており、境港と中国を結ぶ新たな物流ルートとして検討するため」と説明している。
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