ロシア国防省が北方領土で軍事演習を開始し、日本政府は13日、事実関係を確認した。日本側は「北方領土は日本固有の領土で断じて容認できない」(外務省幹部)と反発しており、同日中にも厳重抗議する方針だ。ロシアが対応を見直す可能性は低いとみられる。
ウクライナ情勢の緊迫化を背景に冷え込み始めた日ロ関係がさらに悪化するのは避けられず、領土交渉にも影響を及ぼしそうだ。
ロシア軍は北方領土の軍備近代化を急いでいる。国防省は、演習について部隊間の連携や島の間での部隊移動など、島しょ部での防衛に習熟することが目的としている。
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