奈良・都塚古墳、蘇我稲目の墓か
奈良県明日香村の都塚古墳(6世紀後半)は階段状に石積みされた大型方墳と分かり、調査した村教育委員会と関西大考古学研究室が13日、発表した。方墳は墳丘を土で2、3段に築くが、都塚はピラミッドのような特異な外観だったとみられ、国内では例がほとんどないという。
規模も一辺約40メートルと判明、当時の天皇陵に匹敵する。飛鳥時代の大豪族蘇我馬子の墓とされる石舞台古墳(7世紀前半)を見下ろす場所にあり、馬子の父稲目(570年没)の墓との見方も出ている。
都塚古墳は1967年、関西大が発掘し、30メートル規模の方墳か円墳とみられていた。
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