元最高裁判事の香川保一氏死去
元最高裁判事で、札幌、名古屋両高裁長官などを歴任した香川保一氏が6月13日、病気のため死去した。93歳。
1949年に判事補。86年、最高裁判事に就任。91年に退官した。
退官後は、国会等移転調査会委員や、証券不祥事をきっかけに設置された日本証券業協会の有識者懇談会座長も務めた。
最高裁判事に在任中、86年の衆参同一選をめぐり衆院で最大2・92倍、参院で5・85倍の格差を合憲とした定数訴訟判決や、選挙の候補者らに対する名誉毀損で記事の事前差し止めが許されるケースについて判断基準を示した北方ジャーナル事件の大法廷判決などに関与した。
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