調査捕鯨の監視船、ロシアに拿捕
日本の調査捕鯨船の安全確保を担う監視船「第2昭南丸」(712トン)がロシア沿岸部のオホーツク海で領海侵犯したとして、ロシア当局に拿捕されたことが22日、日本政府関係者への取材で分かった。日本側の手続きミスが原因の可能性があるという。
水産庁は、船長や乗組員が任意で事情聴取を受けていることを認めたが「拘束まではされてはいない」と説明している。
水産庁によると、第2昭南丸は独立行政法人水産総合研究センターの委託を受け、8日に日本を出港。オホーツク海で鯨類の目視調査をしていた。15日以降、ロシア当局が船長らを聴取しており、現在はロシアの港に停泊している。
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