内閣改造、岸田外相留任で調整
安倍晋三首相は25日、来週の内閣改造で岸田文雄外相の留任を軸に調整に入った。北朝鮮による日本人拉致問題の進展や日中首脳会談の実現に向け、外交の継続性を重視した。ただ、自民党役員人事で石破茂幹事長の後任に充てることも検討しており、党内情勢を見極めて最終判断する。石破氏は25日、幹事長続投を希望する考えを表明した。
自民党人事は9月2日、内閣改造は翌3日に予定される。首相は岸田氏の外交手腕を評価する一方、自身が再選を目指す来年の党総裁選をにらみ、党内第3派閥を率いる岸田氏を幹事長に就けて取り込む選択肢も探っているとみられる。
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