内閣府は26日、2015年度予算の概算要求で、沖縄振興費を14年度比293億円増の3794億円とする方針を固めた。14年度に続いて3千億円台の確保を求めていた仲井真沖縄県知事の要望に増額で応える形。11月の知事選で3選を目指す仲井真氏を後押しする狙いもありそうだ。
安倍首相は昨年12月、沖縄振興費について21年度まで毎年度3千億円台を確保する方針を表明している。
県が使途を自由に決められる「沖縄振興一括交付金」は、14年度比110億円増の1869億円を計上。仲井真氏が実現を求める沖縄本島への鉄道導入については、詳細調査費として2億1千万円を要求する。
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