大分県竹田市は29日、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の登場人物のモデルになった歌人柳原白蓮(1885~1967)の作品集に収録されていない、直筆の短歌が東京で見つかったと明らかにした。
市によると、見つかった短歌は、色紙に「見ぬ人も 恋しやいまも わが前に あるかとぞおもふ 窓へのあたり」と書かれている。1954年に白蓮が竹田市出身の文人画家田能村竹田(1777~1835)の生家「旧竹田荘」を訪れた際に詠んだ作品とみられ、市は「亡き竹田をしのんで詠んだのだろう」としている。
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