拉致被害者の再調査などを行う北朝鮮の特別調査委員会による最初の結果報告が、9月第3週以降にずれ込む公算が出てきたことが分かった。日朝関係筋が28日、明らかにした。北朝鮮が水面下での折衝を通じ、結果提示の見返りに貨客船「万景峰92」の日本入港再開などを要求しているのに対し、日本が難色を示しているためとみられる。日本は、早ければ第2週の報告を見込んでいたが、現状では具体的な日程調整は困難と判断しているもようだ。
9月下旬には、国連総会出席のため安倍晋三首相が訪米する見通し。日本は早期に報告を受けられるよう、北朝鮮との折衝を進める。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。