広島・土砂災害、見えぬ生活再建
広島市の土砂災害を現地調査した土木学会と地盤工学会の合同調査団は27日、水を含んでも流れにくい「堆積岩」が多い地域でも土石流が発生していたと明らかにした。発生から1週間が経過したが、約1300人が避難所で生活を続けている。約15万人を対象とした避難指示・勧告が現在も継続しており、住民の生活再建のめどは立っていない。
広島県警は、死者が1人増えて71人になったと発表した。死者のうち妊娠していた主婦の湯浅みなみさん(28)と夫の康弘さん(29)のほか、アルバイトの三好麗奈さん(22)ら7人の身元が新たに判明した。行方不明者は11人となった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。