15日、69回目の終戦記念日
69回目の終戦記念日となる15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれる。天皇、皇后両陛下や安倍晋三首相をはじめ、遺族約4700人が参列し、先の大戦で犠牲となった約310万人の冥福を祈る。集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定後、初の追悼式。安倍政権が進める安全保障政策の強化に対し、平和国家路線が変質しかねないとの懸念も出ている。
昨年の追悼式で首相は、村山富市首相の式辞以降、歴代首相が触れてきたアジア諸国への加害と反省を明言しなかった。「不戦の誓い」との文言も使わず、戦没者遺族や戦争体験者から批判の声も上がった。
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