【ワシントン共同】中国軍の戦闘機が19日、南シナ海上空の国際空域で米軍の対潜哨戒機P8に異常接近した問題で、中国軍機が曲芸飛行的な危険な威嚇行動を取っていたことが、23日までに分かった。一時は「約6メートル」まで接近、一触即発の事態だった。米国防総省が明らかにした。米側は中国に抗議した。
一方、中国国防省は23日、「通常の飛行で安全な距離を保っていた」との見解を表明。米軍の対中偵察活動が「予測外の事態を招きかねない」とし、中止を求めた。
米紙ワシントン・ポストなどによると、P8は沖縄県嘉手納基地に所属し、中国軍機は海南島にある基地の「殲11」。
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