農林水産省が29日発表した2013年漁業センサスの結果によると、漁業就業者数(河川などの内水面漁業を除く)は18万1253人で、調査開始以来、過去最少となった。前回(08年)調査からの下落率は過去最大の18・3%だった。
11年に発生した東日本大震災と福島第1原発事故の影響により、岩手、宮城、福島の被災3県で大幅に減少したことなどが理由だ。
年齢別では、74歳以下が減少した一方で、75歳以上が増加しており、高齢化も進行した。被災3県の従事者数は、福島県が76・9%減の409人と大幅に減少するなどして、3県計で34・8%減の1万4074人となった。
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