WHO、エボラ熱「より深刻」
【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は14日の声明で、西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱について、感染規模が正確に把握しきれておらず、実際はより深刻な恐れがあるとの見解を示し、一層の支援強化を国際社会に促した。
声明は、エボラ熱の流行はしばらく収まらないとして長期化への懸念を示し、WHOの支援もさらに数カ月は続くだろうとしている。
現地で医療支援をする国境なき医師団(MSF)のジョアン・リュー会長は15日、スイス・ジュネーブで記者会見し「対処する以上の速さで感染拡大が進んでいる」と懸念を表明。封じ込めまではなお約6カ月はかかるとの見通しを示した。
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