ベトナムで反中デモ取り締まり
【北京、ハノイ共同】ベトナムで相次ぐ反中デモで中国人2人が死亡するなどしたことを受け、中国外務省は18日、観光など「両国間の交流計画を部分的に中止する」との声明を発表した。「追加措置を取るかどうか検討する」とも警告、ベトナムの中国企業で働いていた中国人ら約3千人を帰国させ、自国民に渡航自粛を呼び掛けたことも明らかにした。
ベトナム治安当局は18日、経済や対外イメージへの悪影響を懸念し、これまで容認していた反中デモの取り締まりに転じたが、中国外務省の声明は、デモが「両国の交流と協力の雰囲気を壊した」と強く非難。両国関係は近年で最悪の状況になった。
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