袴田事件、衣類5点写真ネガ存在
静岡地裁が再審開始を決定した袴田巌さん(78)の即時抗告審で、弁護側が地裁段階から開示を求め、検察側が「存在しない」としてきた衣類5点の写真のネガが存在していたことが分かった。弁護団が5日、明らかにした。
5点の衣類は、袴田さんを有罪とした証拠の一部。弁護団によると、東京高裁と検察側、弁護側による初の三者協議が5日、東京高裁であり、検察側は従来の説明について「事実に反する回答をしたことを率直に謝罪する」と述べた。
弁護団によると、検察側が7月17日に提出した補充意見書に「地裁決定後にネガが警察で発見された」と記載されていた。
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