政府の総合海洋政策本部(本部長・安倍晋三首相)は1日午後、日本の領海の範囲を決める基点となる離島のうち、沖縄県・尖閣諸島を含む名称のない158の無人島に名前を付け、同本部のホームページ上で公表した。海洋進出を活発化させる中国をにらみ、離島の日本帰属を明確にすることで、領海や海洋資源の保全と安全保障を強化する狙い。
政府関係者によると、尖閣諸島を含む離島の名称を政府が発表したことに関し、在日中国大使館から1日、尖閣は中国固有の領土だとの申し入れが外務省にあった。日本側は中国の主張は受け入れられないと説明した。
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