【北京共同】中国当局は覚せい剤密輸に絡み、中国で死刑が確定していた日本人男性について25日午前、刑を執行した。岸田文雄外相が同日の記者会見で中国側から連絡を受けたことを明らかにした。1972年の日中国交正常化後、中国で日本人への死刑が執行されたのは5人目。
外務省などによると、執行されたのは50代の男性。2012年12月に一審で死刑判決を受け、13年8月に二審で刑が確定した。男性は24日、家族と面会した。
執行については中国・大連の裁判所から、大連にある日本の出張駐在官事務所に連絡があった。中国刑法では50グラム以上の覚せい剤密輸は最高刑で死刑。
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