アルゼンチン債務協議が決裂
【ニューヨーク共同】アルゼンチンの債務問題をめぐる協議で、米裁判所が指名した仲裁人は国債利払いの猶予期限の30日、「合意に至らなかった。アルゼンチン政府にはデフォルトが差し迫っている」との声明を出し、協議決裂を認めた。アルゼンチンは2001年に対外債務の支払い停止を宣言して以来、約12年ぶりに事実上のデフォルトに陥る。
デフォルトによる信用低下はアルゼンチンの通貨ペソの下落を通じてインフレを招く恐れがあり、アルゼンチン経済に対する打撃が懸念される。ただ、国際的にみると、アルゼンチン国債の保有先は多くなく、世界経済に及ぼす影響は限定的とみられる。
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