全国の児童相談所が2013年度に対応した児童虐待の件数は前年度比10・6%増の7万3765件(速報値)で過去最多を更新したことが4日、厚生労働省のまとめで分かった。1990年度の集計開始以来、23年連続の増加で、初めて7万件を突破した。
厚労省は、昨年8月の通知で虐待通告があった子のきょうだいも確認するようにしたことや、母親へのドメスティックバイオレンス(DV)に関連し、警察からの通告が増えているのが要因とみている。
最多は大阪の1万716件で、神奈川、東京、千葉と続いた。
前年度からの増加率でみると、鹿児島(2・43倍、231件)が一番多かった。
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