首相、ODA対象外の支援表明
【ポートオブスペイン共同】安倍晋三首相は28日午前(日本時間同日夜)、訪問先のトリニダード・トバゴを含む14カ国が加盟するカリブ共同体(カリコム)と初の首脳会合を開き、日本の政府開発援助(ODA)の対象外となった後も経済支援できる新たな制度創設を表明した。併せて2015年に実施される国連安全保障理事会の非常任理事国選挙での協力を要請する見通しだ。
新制度創設には、経済援助を展開してカリブ海諸国への影響力を強める中国に対抗する狙いもある。
首相は安全保障政策に関し、自らが掲げる「積極的平和主義」の立場から、国際社会の平和と繁栄に寄与していく方針を説明。
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