【メキシコ市共同】安倍晋三首相とブラジルのルセフ大統領が、8月1日に会談した際に発表する日ブラジル共同声明案が26日、判明した。両国が「法の支配」の尊重など同じ価値観を共有していることを強調。中国の防空識別圏設定や東シナ海・南シナ海への海洋進出を踏まえ、中国をけん制する内容となっている。国連の安全保障理事会改革での協力も確認する。同行筋が明らかにした。
共同声明案は、中国とベトナムの艦船衝突などを念頭に「南シナ海での紛争を含む国際紛争は、武力や威圧によらず、平和的に国際法にのっとって解決されるべきだ」と指摘。
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