【ワシントン共同】オバマ米政権は8日、イラク北部を中心に勢力を増している過激派「イスラム国」に対する限定的な空爆を実施した。米国によるイラクでの本格的な軍事行動は、2011年末の駐留米軍撤退後、初めて。北部の治安や少数派住民の人道状況の悪化を踏まえ直接攻撃に踏み切った。
米国防総省によると、米東部時間8日午前6時45分(イラク時間同日午後1時45分、日本時間同日午後7時45分)、2機の戦闘攻撃機FA18がレーザー誘導弾を投下し、イラクのクルド人自治区の中心都市アルビル付近を空爆。標的はアルビルを防衛するクルド側部隊を攻撃したイスラム過激派の移動式火砲。
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