防衛白書、安保政策の転換明記
小野寺防衛相は5日の閣議で、2014年版防衛白書を報告した。集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定について「歴史的」と評価。武器禁輸政策を撤廃して打ち出した防衛装備移転三原則などを紹介し、安倍政権が手掛けた安全保障政策の転換を明記した。中国機、ロシア機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進回数が急増したことを明らかにし、日本を取り巻く安保環境について、深刻度が増していると分析した。
7月1日に決定した憲法解釈変更について「平和と安全を一層確かなものにしていく上で歴史的な重要性を持つ」と言明。また「武力行使3要件」についても詳述した。
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