大型草食恐竜の丹波竜は新属新種
兵庫県丹波市にある白亜紀前期(約1億1千万年前)の地層から見つかった大型草食恐竜の「丹波竜」は、ティタノサウルス形類の新属新種であることを県立「人と自然の博物館」(三田市)が突き止め、12日に発表した。ニュージーランドの分類学の専門誌電子版に掲載された。
同館の三枝春生主任研究員によると、頭や尾の骨の特徴から判断し「タンバティタニス・アミキティアエ」(丹波の女巨人・友情)と学名を付けた。国内で出土した恐竜化石で学名が付くのは5例目。
タンバティタニスは全長が推定約15メートルと大型だが、頭は数十センチと小さい。06年に丹波市山南町で発見した。
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