全身に羽毛の新種恐竜、シベリア
ロシア・シベリア南東部の地層から、頭や胴体など全身に羽毛が生えた全長1・5mほどの小型の新種恐竜の化石を発見したと、ベルギーなどのチームが25日付の米科学誌サイエンスに発表した。
恐竜は竜盤類と鳥盤類に大別され、これまで羽毛は、鳥の祖先の恐竜を含む竜盤類で主に見つかっていた。発見された恐竜は原始的な鳥盤類のため、チームは「全ての恐竜に羽毛があったのかもしれない」と推測している。
チームは、1億6千万年前ごろとみられるジュラ紀の地層から六つの頭骨と数百個の骨を発見。あごや骨盤の骨の特徴から新種と判断、発見した地名にちなみ「クリンダドロメウス」と名付けた。
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