米、エボラ熱で渡航自粛勧告
【ワシントン、ジュネーブ共同】西アフリカでのエボラ出血熱の流行拡大を受け、米疾病対策センター(CDC)は7月31日、ギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国への不要不急な渡航を控えるよう求める米国居住者向けの勧告を出した。
3段階の勧告のうち最も高い「レベル3」。2003年の新型肺炎(SARS)の際にも出されたが、健康上の高いリスクがある場合に限られる異例の措置。世界保健機関(WHO)は渡航自粛勧告を出しておらず、米国の対応が先行した。
同日電話で記者会見したCDCのフリーデン所長は「うまくいった場合でも封じ込めに3~6カ月かかるのではないか」と述べた。
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