低所得の家庭の子どもは休日の朝食を抜きがちで、野菜はあまり食べず、インスタント食品をよく食べている―。小学生約900人を対象に実施した厚生労働省研究班の調査で、こんな傾向が明らかになった。
これまでも家できちんと食事を与えられていないのではと、疑われる子どもの存在が関係者から指摘されてきた。研究班は、世帯の経済状況と食生活の関連を示す初の本格的な調査としており、給食などで子どもの栄養をどう補っていくかが課題となりそうだ。
調査は新潟県立大の村山伸子教授らが2013年9~12月、東日本の4県6市町村で実施した。
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