遺族らろうそくともし冥福祈る
日航ジャンボ機墜落事故から29年となった12日夜、墜落現場の「御巣鷹の尾根」の麓にある群馬県上野村の「慰霊の園」で追悼慰霊式があり、遺族や日航、上野村の関係者ら229人が、犠牲者と同じ520本のろうそくに火をともした。
遺族らは白い菊の花を1人ずつ献花台に供えた後、犠牲者の名前が刻まれた石板を囲んだろうそくに点火。事故発生時刻の午後6時56分に黙とうして犠牲者の冥福と空の安全を祈った。
日航によると、雨の降る中、遺族226人が早朝から御巣鷹の尾根に登った。日航の植木義晴社長も尾根にある「昇魂之碑」に献花し、「二度と事故を起こさないよう誓った」と語った。
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