WHO、エボラ未承認薬を容認
【ナイロビ共同】世界保健機関(WHO)は12日、西アフリカで流行するエボラ出血熱の感染者に対し、開発段階の未承認治療薬を条件付きで投与することを容認すると発表した。アフリカ以外の場所で初の死者もスペインで同日確認され、各国の保健当局は一層の感染拡大に警戒を強めている。
WHOのキーニー事務局長補は12日、ジュネーブで記者会見し、エボラ熱の感染拡大について「制御が困難な状況に陥っている」と述べた。
開発段階の治療薬使用は本来、慎重さが求められるが、今回の容認方針で治療薬供給に向けた取り組みが加速する可能性が高まった。
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