【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は30日、市場に大量にお金が出回るようにする量的緩和政策について、米国債などの購入額の縮小を続けると決めた。事実上のゼロ金利政策は当面維持する方針を表明した。
金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表した声明で、雇用情勢について「労働力の著しい活用不足が残っている」と明記。改善しているが内容が不十分との認識を強調した。
物価上昇率については「長期的な目標とする水準にやや近づいている」と指摘。緩やかな目標としている2%を下回る状態が続く可能性は、目標達成が視野に入ってきたとの見方を示した。
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