政府が検討する米軍普天間飛行場の新型輸送機オスプレイを佐賀空港(佐賀県)に暫定移駐させる案について、米側が難色を示していることが分かった。暫定移駐に伴う部隊の移動や訓練場の確保が困難であることが理由で、日本政府内では実現は困難との見方が強まっている。関係者が7日、明らかにした。安倍政権は沖縄の基地負担軽減策の目玉としたい考えだったが、計画の見直しを迫られた格好だ。
計画のもう一つの柱であるオスプレイの沖縄県以外での訓練分散は、佐賀空港を含めて実現に向け、米側と協議を進める方針だ。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。