強い台風11号は8日、強い勢力を保ったまま、ゆっくりと鹿児島県の奄美大島の南海上を北上した。9日には九州南部に近づき、西日本の太平洋側を中心に風雨が次第に強まる見込み。
その後は台風12号の影響などで記録的な大雨が降った影響が残る四国や中国地方に向かう恐れがあり、気象庁は少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫などの恐れがあるとして厳重な警戒と注意を呼び掛けた。
また、前線の南下に伴って暖かく湿った空気が流れ込んだ北陸周辺の各地でも大気の状態が不安定となり、1時間雨量が石川県羽咋市で70・5ミリ、愛知県一宮市で59・5ミリの非常に激しい雨を観測した。
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