全国の警察が今年1~6月、危険ドラッグに絡んで摘発した事件は128件で、昨年同期の約2・5倍に急増したことが1日、警察庁の集計(暫定値)で分かった。今年4月施行の改正薬事法で所持や使用が禁止となり、同法違反容疑での摘発が増えたため。
6月に東京・池袋で吸引後に男が車を運転して暴走し、8人が死傷するなど、危険ドラッグをめぐる事故が相次いでおり、政府は薬事法に基づき指定薬物に緊急指定する手続きの迅速化や、販売業者の取り締まり強化などの対策を進める。
摘発件数は昨年同期の51件より77件増え、人数は66人から79人(120%)増の145人となった。
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