引き揚げ者の戦後預け品虫干し
終戦後に中国や朝鮮半島などから引き揚げた人が資産の持ち込み制限で預けたままの貨幣や免許証などが6日、横浜税関で虫干しされた。財務省によると、沖縄を除く8税関にはいまだに預けた人全体の6割に当たる約26万8千人分、約86万5千点が返還されずに残り、本人や家族に引き取りを呼びかけている。
財務省によると、2004年から昨年までの10年で返還された預け品は8税関でわずか1324人分の7819点。
保管されている品には、旧日本軍が発行した軍票や預金証書などの資産のほか、卒業証書や遺髪などもある。
問い合わせは横浜税関、電話045(212)6000。
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