日中両政府は4日、中国の使用期限切れ食肉が日本国内に出回った問題に関する「食の安全」協議を月内にも開く方向で調整に入った。中国が日本の開催提案に応じる意向を伝えてきた。複数の日本政府関係者が明らかにした。中国の習近平国家主席は7月に福田康夫元首相と極秘会談しており、協議受け入れは「関係改善へのシグナル」(日中関係筋)との見方も出ている。
協議を通じ、対話ムードをどこまで醸成できるかが注目される。11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせた日中首脳会談開催の環境整備が進むかが焦点だ。
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