鹿児島、宮崎が暴風域に
強い台風11号は9日、勢力を保って高知県の南の海上を北上し、鹿児島県の大隅半島や宮崎県の一部が風速25メートル以上の暴風域に入った。10日にかけて九州南部に近づき、台風12号の影響などで記録的な大雨となった四国から中国地方へ進む見通し。
和歌山県新宮市では強風にあおられた女性(61)が骨折。宮崎県でも、都城市の女性が風で閉まったドアで指を切断するなど3人がけがをした。進路に当たる自治体は住民への避難指示や避難勧告を出した。空の便も中・四国、九州の発着を中心に約450便が欠航し、お盆の帰省ラッシュに影響した。
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