【ブリュッセル共同】オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は28日までに、ロシア最大規模の石油会社だったユコスの破産をめぐり、ロシア政府が不法に同社の資産を没収したとして、元株主らへ賠償金計約500億ドル(約5兆900億円)を支払うよう命じた。
裁判所の判断は18日付。ロイター通信によると、ロシアのラブロフ外相は「ロシア側は立場を擁護するためあらゆる法的措置を使う」と述べた。
ロシア司法当局は2003年、ユコスの創業者ホドルコフスキー社長(当時)を巨額脱税などの容疑で逮捕、起訴。同氏はプーチン氏の政敵だった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。