遺族ら、雨の御巣鷹に慰霊登山
520人が亡くなった日航ジャンボ機墜落事故から29年を迎えた12日、遺族らは早朝から大粒の雨が降る中、墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に慰霊登山した。「安全に配慮してほしい」。今年は海外で空の事故が相次ぎ、安全運航を一層強く祈った。
遺族らは、雨具を着たり傘を差したりして尾根にある「昇魂之碑」の前で手を合わせた。「安全の鐘」を鳴らして冥福を祈る人の姿もあった。
12日午後には日航の植木義晴社長も尾根に登り碑に献花する。夜には麓の「慰霊の園」で遺族や日航関係者らが参列し、追悼慰霊式を開く。
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