岸田外相は、国際会議出席のためミャンマーを8月上旬に訪問する際、中国の王毅外相に立ち話形式の非公式接触を持ち掛ける意向を固めた。複数の政府筋が6日、明らかにした。尖閣諸島や歴史認識をめぐり対立が続く中、外相間で意思疎通を図る必要があると判断した。正式会談は王氏側が「環境が整っていない」と難色を示しており、見送られる方向。王氏が接触に応じるかが焦点だ。
12年12月の第2次安倍政権発足後、岸田、王両氏は正式会談を実施していない。
政府筋によると、岸田氏は9日に首都ネピドーで開かれる東南アジア諸国連合と日中韓3カ国の外相会議の場を利用し、短時間接触する構え。
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