中国人民解放軍「核弾頭を増加」
中国人民解放軍が公式文書で、核戦略の要となる戦略ミサイル部隊の「核弾頭を適切に増加していく」と明記していることが分かった。中国軍筋が3日、明らかにした。中国軍は世界的な核軍縮の流れに逆行して核兵器を増強していると推測されていたが、軍の文書でもこれが裏付けられた。
一方、中長距離弾道ミサイルなどの通常弾頭の増強も指摘。核による反撃力を高めつつも、核兵器が人道面などから実戦向きでないことを念頭に「使える兵器」としての通常兵器にミサイル部隊の重点を移していることがうかがえる。
文書は、陸海空と第2砲兵部隊(戦略ミサイル部隊)の当面の目標を示した軍人向け教材。
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