WHO、エボラ熱は「緊急事態」
【ナイロビ共同】世界保健機関(WHO)は8日、西アフリカで拡大の一途をたどるエボラ出血熱の感染について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると発表した。「さらなる感染拡大が招く結果は極めて深刻だ」と指摘、拡大阻止には国際社会の協力が不可欠だと強調した。その一方で現時点では渡航や貿易の全面的規制は必要ないとした。
WHOのチャン事務局長はジュネーブでの記者会見で、西アフリカの感染地域の各国には「状況に対処する能力がない」と述べ、国際的協力を呼び掛けた。
エボラ出血熱についてWHOは専門家による緊急委員会を6、7日に開催。
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