米、イラク北部で限定空爆検討
【ワシントン共同】オバマ米大統領は7日、ホワイトハウスで声明を読み上げ、イラク北部でイスラム過激派の攻撃で少数派住民らが人道危機に直面しているとして、必要に応じた、米軍による過激派への限定空爆を承認したと明らかにした。
米軍が同日、イスラム過激派「イスラム国」の進撃で孤立するクルド民族少数派ヤジド派住民らに対し、食料など人道支援物資を空中から投下する作戦を実施したことも表明。米国が「大量虐殺」への発展を防ぐために行動する決意を示した。
オバマ政権が条件付きとはいえ11年の米軍撤退完了後初となる空爆を承認したことはイラクの人道状況への強い危機感がある。
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