【平壌、ソウル共同】27日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金正恩第1書記は26日、在韓米軍基地攻撃を担う朝鮮人民軍部隊のロケット発射訓練を現地で指揮した。訓練場所は伝えられていないが、西部地域からの弾道ミサイルとみられる物体発射に立ち会ったとみられる。金第1書記は訓練の成功を称賛し、米韓軍打倒と南北統一実現を訴えた。
27日は1953年に朝鮮戦争休戦協定が締結された日で、北朝鮮は「戦勝」の記念日としており、訓練には歴史的な節目を前に米韓への敵意をあおり、軍の士気を高める狙いがありそうだ。金第1書記は6月末以降、ミサイル発射にたびたび立ち会っている。
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