タイ軍がクーデター
【バンコク共同】タイ全土に戒厳令を布告した陸軍のプラユット司令官は22日、テレビで演説し、軍と警察が秩序回復を目的に全権を掌握したと発表、クーデターを宣言した。プラユット氏は2日にわたり政府、反政府派、政府支持派などの代表を招いて、政治混乱の打開策を協議したが、不調に終わった。同国でのクーデターは2006年9月以来。
タクシン元首相派と反対派の対立が続くタイでは、昨年から政権打倒や政治改革を訴えるデモが激化。当事者の対話による問題解決の見通しが立たないことから軍が非常手段に踏み切った。
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