【ワシントン共同】米連邦大陪審は米企業に対するサイバー攻撃で商取引上の秘密を盗むスパイ行為をしたとして、身柄を拘束しないまま中国軍当局者5人を起訴した。ホルダー司法長官が19日発表した。5人は原子力発電や太陽光発電、金属産業に関連する情報を盗んだ疑いが持たれている。
米企業に対するサイバー攻撃で、米政府が外国当局者を起訴するのは初めて。異例の対応で中国発のサイバー攻撃への強い姿勢を示した。
中国外務省の秦剛報道局長は「米国が捏造した」と抗議し、起訴の撤回を求めた。
起訴された中国軍当局者は、いずれも上海に拠点を置く中国軍の「61398部隊」のメンバー。
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