首相、農業強化に向け改革断行
安倍首相は19日の産業競争力会議で、農業強化に向け「(農協、農業生産法人、農業委員会の)3点の改革をセットで断行する」と表明した。「地域農業の担い手の経験と企業の知見が結合する」と述べ、企業の参入促進を指示。農産物の輸出拡大に取り組むため、品目ごとの新組織を創設する考えも示した。
首相は農協改革の方向性に関し「地域の農協が主役となり、それぞれの独自性を発揮して、農業の成長産業化に全力投球できるよう抜本的に見直していく」と説明した。政府が6月にまとめる成長戦略に明記し、環太平洋連携協定(TPP)交渉の行方をにらんだ本格的な体質強化を急ぐ。
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