南極にも鳥インフル
【シドニー共同】南極大陸のペンギンから初めて鳥インフルエンザウイルスが検出された。オーストラリアやチリなどの専門家でつくる研究チームが米国微生物学会誌オンライン版で今月初めに公表した。「H11N2型」の一種で新種のウイルスとみられ、人間に感染する恐れは極めて低いが、チームは南極にも高病原性の鳥インフルエンザが広がる危険性を示すものだと指摘。感染源として渡り鳥が疑われるという。
チームは13年初めに南極半島の2カ所で計301羽のアデリーペンギンからふんなどの検体を、うち270羽から血液を採取し検査。成鳥6羽とひな2羽から鳥インフルエンザウイルスを検出した。
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