ピロリ菌見逃しません、岡山大
岡山大は22日、横田憲治准教授(細菌学)らのチームが、胃がんや胃潰瘍の原因になるとされるピロリ菌の新たな検査薬を開発したと発表した。日本人が多く感染するタイプの菌の細胞を利用して作っており、欧米人の菌を使った検査薬より見逃しを減らせ、精度を高められるとしている。
ピロリ菌は、保菌者の全てが胃がんになるわけではないが、除菌が予防に効果的といわれる。
新検査薬は日本人の菌のうち8~9割を占めるタイプを使用。約200人の血液で調べた結果、誤判定を全体の1%以下に抑えられた、としている。
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