【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領は22日、情報機関、国家情報院の南在俊院長と大統領府の金章洙国家安保室長の辞表を受理した。大統領府報道官が明らかにした。旅客船沈没事故への政府対応の不手際を受けた事実上の更迭とみられる。
朴氏はまた、事故の責任を取り4月下旬に辞意を表明していた鄭ホン原首相の後任候補として、安大熙元大法官(最高裁判事)を指名した。
南氏と金氏は、昨年2月の朴政権発足直後から政権中枢で朴氏を支えてきた最側近。事故対応をめぐる政府批判がやまない中、朴氏は6月の統一地方選もにらみ、大胆な人事刷新で改革の決意をアピールする狙いだ。
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